中国のバイクメーカーCF MOTOから450CL-Cボバーが登場! ボバースタイルながら、その本格的な見た目に反して価格は104万9400円。先日開催されたウェビックフェスティバル2025でも試乗車として展示され、試乗車としても人気を集めた。価格帯や足つきの良さからホンダのレブル500(92万4000円)の良いライバルになりそうだ!

カスタムライクな見た目ながら扱いやすさも抜群!

CFMOTO「450CL-C BOBBER」に乗る谷田貝 洋暁

低くロングなボバースタイルが特徴のCFMOTO「450CL-C BOBBER」

本連載で紹介するモデルは、同社のクルーザーモデルである450CL-C(こちらも新発売、96万8000円)をベースに、メーカーがカスタムモデルとして位置づけるボバー化されたモデルだ。今回紹介する450CL-C Bobberとなる。基本となるフレームやエンジン、車体、タイヤサイズは450CL-Cと共通ながら、やや遠めのテーパーハンドル、アルミ製ボバーソロシート、スタイリッシュな前後フェンダー、そして近めのステップ位置などにより、印象的なボバースタイルを演出している。それでいて価格は80万円台。ベースモデルからのプラスはわずか8万1400円で、総額104万9400円という価格設定は非常にリーズナブルと言えるだろう。しかし、450CL-Cボバーを見れば見るほど、その作り込みに感心させられる。特にリアフェンダーは秀逸だ。タイヤに極力近づけられたリアフェンダーの形状は、泥除けとしての機能を確保しつつ、ボバー特有の低くロングなシルエットを美しく表現している。
ファットタイヤのおかげで見た目は重そうだが取り回しは軽いCFMOTO 450CL-C BOBBER

ファットタイヤのおかげで見た目は重そうだが取り回しは軽い

実際に乗ってみて驚いたのは、ニュートラルな車体キャラクターだ。フロントに130mm幅のファットタイヤを装着しているにも関わらず、ハンドリングは非常に軽快。スポーティなコーナリングはもちろん、低速での旋回や交差点でのUターンなども楽々こなせるほどニュートラルだ。この種のカスタムモデルにありがちな、妙な切れ込みや過度な直進安定性といった挙動は一切なく、非常に扱いやすい。まあ、メーカーが作り込んだ車両なのだから当然と言えば当然だが、これほどしっかりボバースタイルを追求しながらも、これほど乗りやすいとは驚きだ。この乗りやすさなら、通勤・通学といった日常使いはもちろん、高速道路を使ったツーリングまで、十分楽しめるだろう。
CFMOTO「450CL-C BOBBER」に乗る谷田貝 洋暁

ハンドルが前方にセットされているおかげで、自然と低く構えたボバーらしいライディングフォームになる

450ccのエンジンは400ccクラス以下にはないトルク感があり、スムーズな発進が可能だ。特に感動したのは、エンジンの軽やかな始動性。パラツインエンジンのクランク位相は現行の270°だが、180°クランクのような吹け上がりを見せる。振動も少なく扱いやすいエンジンで、リッターバイク初心者にもお勧めできる。カスタムライクな見た目ながら、ユニークで個性的なスタイリングを持つ450CL-Cボバー。カスタムライクな見た目とは裏腹に、非常に乗りやすく、様々なシーンで頼れる相棒になってくれるだろう。
CFMOTO「450CL-C BOBBER」に乗る谷田貝 洋暁

ニュートラルなハンドリングと扱いやすいエンジン特性で、ビギナーにも強くお勧めしたいCFMOTO「450CL-C BOBBER」

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CFMOTO 450CL-C BOBBER スタイリング

CFMOTO 450CL-C BOBBERのスタイリングは、ボバー特有のシンプルで無駄を削ぎ落としたスタイルが特徴だ。特にリアセクションの作り込みは秀逸で、ソロシートから「リアフェンダーとタイヤのクリアランスの少なさ」、「ナンバープレートステーのシンプルさ」、「テールランプへの配線」などが、デザインへのこだわりを感じさせる部分だ。

主要諸元

全長×全幅×全高:2205×805×1110mm・ホイールベース:1485mm・シート高:715mm・車両重量:177kg・エンジン:水冷4ストDOHC 4バルブ 並列2気筒 449cc・最高出力:30kW(40PS)/8000rpm・最大トルク:42Nm(4.3kg-m)/6250rpm・燃料タンク容量:12L・ミッション:6速リターン・ブレーキ:F=ディスク R=ディスク・タイヤ:F=130/90-16 R=150/80R16・価格:104万9400円

テスターである谷田貝 洋暁は身長172cm/体重75kg

テスターである谷田貝 洋暁は身長172cm/体重75kg

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ライディングポジション

シート高は715mmと低め(レブル500は690mm)で、スリムな車体も相まって両足カカトまでしっかりと地面に届き、膝にもかなりの余裕ができる。ハンドル位置はボバーらしくやや遠めで、ステップはミッドコントロール。これらの要素が組み合わさることで、ボバーらしいやや前傾気味のライディングポジションとなる。中国メーカーにしては大きすぎないポジション設定で、日本人の体型にもちょうど良い具合だ。

CFMOTO 450CL-C BOBBER ディテール

小ぶりな丸目LEDヘッドライト&幅広のフォークオフセットの組み合わせがカスタムライクだ。

450CL-Cよりグリップ位置を20mm前方に移動させたセパレートタイプテーパーバーハンドル。ミラーはバーエンドタイプだが視認性は悪くない。

フロント16インチホイールに130幅のタイヤを履くファットタイヤながらハンドリングはニュートラル。φ37mm倒立フォークにはφ320mmシングルディスクと4ピストンラジアルマウントキャリパーを装備する。

3.6インチの丸型メーターはカラー液晶。スピード、燃料計、回転数、ギアポジション、バッテリー電圧などを表示する多機能メーターだ。

左スイッチボックスにはメーター操作用のクロスキーを装備。ハザードランプ機能も備わる。

ブレーキ、クラッチレバー共にグリップ幅を変更できるアジャスターを装備。

水冷4ストDOHC 4バルブ 並列2気筒 449ccエンジンは270°クランクレイアウトだが、180°パラツインのようなスムーズな吹け上がりを見せる。

ティアドロップ形状のフューエルタンクは容量12L。「CLC」はCool Life Cruisingの略だ。

ボバースタイルを象徴するソロシート。タンデムステップはなく、定員は1名登録となる。

ボバーソロシートの底面はアルミ製。「CF MOTO」のエンブレムがリアに配されている。

イグニッションは車体サイドにあり、メーター周りのカスタムがしやすい。

ステップ位置はミッドコントロール(450CL-C比で80mm後方)で、スポーティな走行も可能にする。ただしバンク角はあまり稼げない。

2本出しの横置きサイレンサー。排気音は非常に静かだ。

ドライブトレインはチェーンではなくベルトドライブ(GATES製)を採用。

タイヤを覆うように装着されたリアフェンダーは、ボバーらしいスタイルと実用性を両立している。

スポークホイール風のキャストホイールを採用。タイヤサイズは150/80R16。

テールランプはウインカーと一体化されており、リア周りをスッキリと見せている。

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